ニレケヤキの芽摘みは、枝の伸びを抑制し、小枝を増やして樹形を密にするための手入れです。生命力が強く成長が早いニレケヤキは、この作業を繰り返すことで比較的容易に樹形を整えられます。芽摘みによって枝が密になり、より立体的な樹形へと進化させることができます。
芽摘みとは
芽摘みは、新芽が伸びて葉が開き始めた頃に、その先端を指やピンセットで摘み取る作業です。ニレケヤキにおいてこの作業を行うと、摘んだ箇所から二番芽が複数出て枝数が増えます。結果として枝が密になり、より立体的な樹形を作ることができます。
適期の見極め
ニレケヤキの芽摘みは、活発に成長する春から初夏の4月から6月に行います。作業のタイミングは、新芽が伸びて葉が開き始めた頃が目安です。ただし、樹勢が弱い樹に芽摘みを行うとさらに弱らせる可能性があるため、樹の健康状態が良いことが前提となります。
手順と判断基準
伸びてきた新芽の先端を、指やピンセットを使って摘み取ります。芽を摘む際は、葉を1〜2枚残すのが基本です。残した葉の付け根から、次の芽が出やすくなります。また、枝元や内向きに付いている不要な芽は、見つけ次第早めに掻き取ります。
芽摘み後の管理
芽摘み後は一時的に樹勢が落ちるため、直射日光や強い風を避けた半日陰で管理します。水やりは、土の表面が乾いたら与える程度にし、過湿を避けます。
こんなやり方は要注意
樹勢が弱い樹への作業
樹勢が弱い樹に芽摘みを施すと、回復が遅れることがあります。最悪の場合、枯れてしまう可能性もあります。作業は必ず樹が健康な状態で行います。
一度に全ての芽を摘む
一度に全ての芽を摘むと、樹が光合成できなくなります。これにより、樹勢を著しく損なうことになります。
時期を逃した芽摘み
芽摘みの時期が遅れると、枝が硬くなり指で摘めなくなります。ハサミを使うと、切り口が不自然になることがあります。
実践のコツ
数回に分けて行う
芽摘みは一度に終わらせず、樹の成長に合わせて数回に分けて行います。これにより、樹への負担を減らしながら、きめ細かく樹形を整えることができます。
不要な芽は早めに処理
枝元や内向きに付いている不要な芽は、見つけ次第早めに掻き取ります。放置すると枝が太くなったり、掻き取った跡が傷として残ったりする原因になります。


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