キオクシア(285A)の決算を10月30日の前に読む。7〜9月の会社予想は売上2.39兆円・営業利益率79.5%、同じ工場のサンディスクは+18%しか見込んでいない

次の決算は2026年10月30日の予定です(確定)。決算日の一覧


キオクシアを調べている人が多い、と所長が言い出しました。検索の傾向で気づいたそうで、深掘りしてほしいと。

このブログは普段、米国企業の決算を一次ソースで読んでいます。キオクシアの決算短信の要約なら、国内のまとめサイトが発表の数分後には出します。同じことをここでやっても仕方がないので、角度を変えます。米国の同業の決算と業界の公開データからキオクシアを読み、決算ごとに続けます。今回が1本目です。

1本目なので、どんな会社かを先に書いて、そのあと次の決算の見立てを数字で置きます。所長は半分冗談で、株価の見立てが当たることを期待しています。このブログではFXの値動きの予測が3か月全部外れた記録を残しているので、外れたら外れたと次の記事に書きます。

使うのは、キオクシアの決算短信3期分、直近2回の決算説明会の資料と質疑応答集、業績推移データ、有価証券報告書(6月24日)、適時開示、サンディスクがSECに出した第4四半期決算の8-K、マイクロンの決算説明の原稿、TrendForceの価格見通しのプレスリリース、それと株価と信用残の公開ページです。株価はすべて10月23日(金)の終値で書きます。

どんな会社か

NANDフラッシュメモリの専業です。SSDやスマートフォンの記憶領域に使う、電源を切っても消えないメモリ。元は東芝のメモリ事業で、2018年に東芝がベイン・キャピタルの連合に売却して独立し、2024年12月に東証プライムに上場しました。DRAMは作っていません。

売上は用途で3つに分けて出しています。4〜6月の内訳です。

  • SSD & ストレージ: 1兆1,747億円、売上の66%。PC、データセンター、企業向けのSSD。このうちデータセンターと企業向けが6割を超え、PC向けは4割弱
  • スマートデバイス: 5,257億円、30%。スマートフォン、車載、産業機器に組み込むメモリ
  • その他: 667億円、4%。SDカードなどの店頭向けと、合弁会社経由のサンディスク向けの売上

顧客で名前が出るのはAppleだけです。2025年度(2026年3月期)の売上の20.4%、4,760億円。前の年はサンディスクが11.6%、Dellが10.0%で並んでいましたが、2025年度はどちらも10%を切りました。

工場は国内の2か所だけです。三重県の四日市工場と、岩手県の北上工場。どちらも米国のサンディスクとの合弁で、ウエハーの製造を共同で行っています。生産能力の割合はキオクシア60%、サンディスク40%だと、5月の説明会の質疑で会社が答えています。有価証券報告書によると、両社を合わせたビット生産量の世界シェアは29%。売上は基本的にドル建てで、製造の費用は円建てなので、円安が利益を押し上げる構造です。

4〜6月の用途別の売上と、四日市・北上の生産能力の割合上は2026年4〜6月の売上収益1兆7,671億円の内訳SSD & ストレージ1兆1,747億円(66%)スマートデバイス5,257億円(30%)その他667億円(4%)生産能力キオクシア 60%サンディスク 40%四日市工場と北上工場の合計。2社合わせたビット生産量の世界シェアは29%出所: 2027年3月期第1四半期決算短信、2026年3月期決算説明会 質疑応答集、有価証券報告書

日経平均には4月1日から入り、10月1日に1株を3株に分割しました。

4〜6月の数字

  • 売上収益: 1兆7,671億円。前年同期は3,428億円で、5.2倍。前の四半期からは+76%
  • Non-GAAP営業利益: 1兆3,262億円。営業利益率75.0%
  • 営業利益(IFRS): 1兆2,700億円。米国の特許訴訟の引当金366億円と株式報酬194億円を差し引いた後の数字
  • 純利益: 8,422億円
  • 営業キャッシュフロー: 8,663億円。長期借入金4,332億円を前倒しで返し、自己資本比率は37.9%から50.8%に上がった
  • 想定為替: 平均160円。前年同期は145円

2025年度の1年分の売上は2兆3,376億円でした。7〜9月の会社予想は2兆3,900億円なので、1四半期で前の年の1年分を超える計画です。

説明会の原稿によると、伸びはほぼ値段です。平均販売単価は前の四半期から約70%上がり、記憶容量で見た出荷量は1桁前半の増加。粗利率は80%で、合弁関連の売上を除くと82%になります。一部の出荷は7〜9月にずれ込みました。質疑での説明は、四半期末に予定していた納入が物流の都合で後ろ倒しになった、というものです。社員への還元として年約500億円の引当てもこの四半期から費用に入れています。

キオクシア 四半期の売上収益と営業利益率2022年4〜6月から。右端の薄い棒と破線は7〜9月の会社予想売上収益(億円)05,00010,00015,00020,00025,000Non-GAAP営業利益率-80%-40%0%40%80%22年4-6月23年4-6月24年4-6月25年4-6月26年4-6月2,45217,67123,900-67.6%75.0%79.5%出所: キオクシアHD 2027年3月期第1四半期 業績推移データ(xlsx)、決算短信

営業利益率の振れ幅は極端です。業績推移データを2022年までさかのぼると、2023年1〜3月は売上2,452億円で、Non-GAAP営業利益率は-67.6%でした。そこから3年で75.0%です。メモリの値段が上がっても工場の費用はほとんど変わらないので、値上がり分がほぼそのまま利益になります。値段が下がれば、同じ理屈で赤字になります。

会社予想との差も見ておきます。2026年1〜3月期は8,450億〜9,350億円の予想に対して実績が1兆29億円で、上限を7%上回りました。4〜6月期は売上の予想1兆7,500億円に対して実績1兆7,671億円で+1.0%、Non-GAAP営業利益は1兆3,000億円に対して1兆3,262億円で+2.0%。会社予想は2回続けて超えています。4〜6月期から、予想は幅でなく1つの数字です。ただ、マネー現代の記事によると、4〜6月期はアイフィスが集計した市場予想に対して売上で約3%、営業利益で約7%届いていません。会社予想は超えて、市場の期待には届かなかった四半期です。

同じ工場で作って、伸び方が違う

サンディスクは2025年2月にウエスタンデジタルから分かれたNANDの会社で、米ナスダックに上場しています。協業は2000年からです。四日市と北上でキオクシアと同じ製造ラインを共同で運営していて、合弁の契約は両工場とも2034年12月まで。今年1月に四日市の契約を5年延ばした際、サンディスクはキオクシアに11億6,500万ドルを2026年から2029年にかけて分割で払うことになりました。8月27日には、両社で2032年までに約5兆円を国内に投資する計画を出しています。政府の支援が前提です。

決算の期間もほぼ重なります。サンディスクの第4四半期(7月3日まで)は売上89.65億ドル、前の四半期から+51%でした。増えた分の3分の2が値上げ、3分の1が出荷量。粗利率は84.6%です。

同じ期間に、キオクシアは円で+76%伸びています。TrendForceの集計でも、4〜6月のNAND売上はキオクシアが+79.9%、サンディスクが+50.7%で、サンディスクは上位5社でいちばん伸びが鈍い。同じ工場で同じ技術のウエハーを作っているのに、です。

差が出た理由の1つは客層だと私は見ています。サンディスクのデータセンター向けは29.77億ドルで、売上の3分の1。キオクシアはSSD & ストレージの6割超がデータセンターと企業向けなので、少なくとも7,048億円、売上の4割はそちらです。いま値段が一番上がっているのは、AIのサーバーに積む企業向けSSDです。もう1つは生産の余地で、会社は5月の質疑で、北上工場にクリーンルームの空きがあり、市場の伸びを少し上回るペースでビットを出せる可能性がある、と答えています。

7〜9月の見通しも開いています。サンディスクの会社予想は103億〜108億ドルで、前の四半期から+14.9〜20.5%。キオクシアは+35.2%です。キオクシアの予想を想定為替の162円でドルに直すと147.5億ドル、4〜6月の110.4億ドル(160円換算)から+33.6%。為替を抜いても倍近い差があります。

7〜9月は前の四半期から何%伸びるか会社予想と業界の見通し。マイクロンだけは6〜8月の実績0%10%20%30%40%50%キオクシア 会社予想(円)+35.2%キオクシア 同(ドル換算)+33.6%マイクロン NAND売上(6-8月)+42%サンディスク 会社予想+14.9〜20.5%TrendForce NAND契約価格+10〜15%出所: キオクシア決算短信、Sandisk 8-K、Micron Prepared Remarks、TrendForce(2026年7月3日)

会社の説明では、+35%の内訳でいちばん大きいのは販売単価の上昇です。出荷量も増え、データセンターと企業向けに加えて、スマートデバイス向けも季節の要因で増える見込み。4〜6月からずれ込んだ出荷もここに乗ります。それでも+33.6%は高い。サンディスクの決算は米国時間の10月29日で、キオクシアの発表の前日です。サンディスクが自分の予想の上限の108億ドルを超えてくるかどうかが、キオクシアの数字の手前で見える最初の手がかりになります。

NANDの値段はまだ上がっていて、上がり方が変わった

TrendForceはNANDの契約価格の見通しを四半期ごとに無料で出しています。前の四半期からの上昇率です。

  • 2026年1〜3月: +33〜38%
  • 4〜6月: +70〜75%
  • 7〜9月: +10〜15%(7月3日の発表)。最高値圏にあり、消費者向けの需要が鈍っているため
  • 10〜12月: +15〜20%(9月30日の発表)。企業向けSSDだけが前の四半期より上昇率を上げる
TrendForceのNAND契約価格見通し(前四半期比)棒は見通しの幅。4〜6月の点はキオクシアの平均販売単価の実績0%+20%+40%+60%+80%+33〜38%26年1-3月+70〜75%4-6月+10〜15%7-9月+15〜20%10-12月キオクシア 約+70%出所: TrendForce(2026年1月5日、3月31日、7月3日、9月30日)、キオクシア決算説明会資料

4〜6月のキオクシアの単価は約+70%で、TrendForceの業界平均の+70〜75%とほぼ同じでした。業界平均より高く売れたわけではありません。同じ見方で7〜9月を測ると、平均の+10〜15%では会社予想の+35.2%に届きません。単価が「最大の要因」だと言うなら、会社は平均を上回る値上げを見込んでいることになります。

その裏付けになりそうなのがマイクロンです。6〜8月の決算でNANDの売上は141億ドル、前の四半期から+42%。出荷量が約10%、価格が約30%上がっています。データセンター向けSSDがNAND売上の3分の2を超える会社で、業界平均の倍の値上がりを取った計算です。キオクシアは7月31日の時点で7月分の値段を知った上で予想を出しているので、マイクロンと同じ側に立つ見込みだと私は読んでいます。

サムスン電子は7〜9月の速報で営業利益107.4兆ウォン、前年同期の8.8倍を出しました(Korea Times)。SKハイニックスの決算は10月28日の朝9時(韓国時間、日本時間も同じ)です。J.P.モルガンは10〜12月のNAND契約価格の見通しを0〜5%から15〜20%に引き上げています(MoneyToday)。

値段の見通しは上がり続けています。10月13日の急落は中国のCXMTの次世代DRAMの報道と重なっていて、NANDの価格とは別の話です。

東芝とベインが売る側にいる

株主を見ると、上場時からの大株主が売り続けています。株数は分割前のものです。

  • 東芝: 3月17日時点で1億687万株(19.80%)。20%を切って「その他の関係会社」から外れた。3月末の株主名簿では9,605万株(17.59%)、7月31日は7,903万株(14.48%)、8月3日は7,704万株(14.12%)で、筆頭株主から2位に下がった
  • ベイン・キャピタルの投資会社: BCPE Pangea Cayman2が7,740万株(14.19%)で、8月3日から筆頭株主。別の BCPE Pangea Cayman, L.P. は2月19日に保有を8,178万株から4,380万株に半減させている
  • SKハイニックス: キオクシア株を持っていた側で、4〜6月の純利益はキオクシア株の売却益で膨らんだ(Blocks & Files)

会社は7月31日に上限8,000億円の自社株買いを決め、8月3日から10日までの6営業日で使い切りました。取得したのは1,613万株、平均すると1株49,586円で、分割後に直すと16,529円です。質疑では、株価が下がる中で資本効率を上げる手段として選んだ、と説明しています。配当は下期に出す可能性もあるそうです。

株価は10月23日の終値で12,755円。発行済み株式数を掛けた時価総額は約21.0兆円です。自社株買いの平均から23%下、6月22日に付けた高値37,567円(分割後の換算)から66%下で、年初の1月6日には3,648円でした。7〜9月の会社予想の純利益1兆2,700億円を4倍して時価総額で割ると、PERは4.1倍。市場は、この利益が続かないと見ている値付けです。

キオクシアの株価と移動平均2026年1月から10月23日までの終値(分割後の換算)。縦軸は対数4,00010,00020,00040,0001月2月3月4月5月6月7月8月9月10月自社株買いの平均 16,5296/22 高値 37,5678/5 25日線が75日線を下回る10/23 12,755終値25日線75日線200日線出所: Yahoo!ファイナンスの日足から計算

移動平均を足すと、チャートの形がはっきりします。10月23日の終値12,755円は、25日線(16,433円)、75日線(18,070円)、200日線(14,785円)のすべての下にあります。8月5日に25日線が75日線を下回りました。9月から10月上旬は終値が25日線の上に戻る日も多かったのですが、10月7日からは25日線の下が続き、15日からは200日線も割っています。形だけ見れば下げの途中です。7〜9月の決算で上に戻すには、次の見通しの数字が要ります。

信用取引の買い残は10月16日時点で4,783万株、売り残は154万株で、倍率は31.13倍(Yahoo!ファイナンス)。発行済み株式の2.9%が信用の買いです。日本取引所グループが毎日出している0.5%以上の空売り残高の報告を10月1日から23日まで見ると、キオクシアは1件だけで、野村インターナショナルが0.61%から0.02%に減らして基準を下回った、という報告でした。下げているのに、大口の空売りは積み上がっていません。信用の買い残は前の週から303万株増えています。売っているのは現物を持つ側で、下げを拾っているのが信用の買い、と私は読んでいます。

7〜9月の見立て

決算は10月30日(金)18時45分の発表予定です。取引時間の後なので、株価の反応は週明けの11月2日(月)に出ます。市場予想は有料で、無料で見られるページは見つかりませんでした。Yahoo!ファイナンスのアナリスト予想はログインが要ります。会社予想とサンディスクを軸にします。

項目 会社予想 私の見立て
売上収益 2兆3,900億円 2兆2,800億〜2兆4,300億円
Non-GAAP営業利益 1兆9,000億円 1兆7,950億〜1兆9,350億円
営業利益率 79.5% 79%前後
想定為替 162円 159円台

中心は売上2兆3,500億円、Non-GAAP営業利益1兆8,650億円。IFRSの営業利益は、会社予想と同じく100億円ほど下になると見ます。

7〜9月の会社予想と私の見立て棒が見立ての幅、丸が中心、縦線が会社予想。単位は億円売上収益22,50023,00023,50024,00024,50022,80024,300予想 23,900中心 23,500為替 -380億円Non-GAAP営業利益17,50018,00018,50019,00019,50017,95019,350予想 19,000中心 18,650為替 -350億円出所: キオクシア決算短信と決算説明会資料(為替感応度)、Yahoo!ファイナンスのドル円から筆者計算

組み立ては3段です。

  1. ドル建ての売上は会社予想の147.5億ドル前後に届くと見ます。単価は業界平均の+10〜15%とマイクロンの約30%の間で+20〜25%、出荷量はずれ込んだ分とスマートデバイスの季節要因が乗って+8〜10%。掛け合わせて+30〜37%で、会社予想の+33.6%はこの幅に入ります。会社は2四半期続けて自分の予想を超えています
  2. 為替で削られます。会社は説明会の資料で、7〜9月の平均が1円動くと売上が140億円、営業利益が130億円動くと開示しています。7月の為替は予想を出した時点で確定済みで、8〜9月は未確定、とも書いています。ドル円の月平均は7月が162.5円、8月が158.8円、9月が156.5円で、平均すると159.3円。想定の162円より2.7円の円高なので、売上は約380億円、営業利益は約350億円減る計算です。月平均は私がYahoo!ファイナンスの日々の終値から出したもので、会社の計算とは少しずれます
  3. 幅は、サンディスクの予想の幅と過去の上振れの幅から取りました。為替を直した中心から、下限はドル建てで会社予想を3%下回る場合、上限は3%上回る場合です。1〜3月期のように単価が予想を大きく超えれば、上限も抜けます

株価のほうは、10〜12月の会社予想で決まると見ています。7〜9月の実績はほぼ会社予想どおりに出て、材料にならない。PER 4倍台は「利益は7〜9月で天井」という値付けなので、10〜12月の売上予想が前の四半期から15%前後伸びていれば、その前提が崩れます。私が置く10〜12月の会社予想は、売上2兆7,000億〜2兆9,000億円。TrendForceとJ.P.モルガンの+15〜20%に企業向けの比率の高さを上乗せし、為替の分を差し引いた数字です。今のドル円157円前後で置くと7〜9月より2円ほど円高で、約300億円の目減りになります。

見立ては、11月2日の終値が10月30日の終値を上回る、です。10〜12月の売上予想が2兆5,000億円(前の四半期から+6%程度)を下回ったら、逆に下げると見ます。30日の日中の値動きはサンディスクとSKハイニックスの決算で動くので、この見立てには入れません。

気になっていること

設備投資の方針です。会社は今年度4,500億円、2026〜2028年度に年平均4,700億円を投じる計画で、7〜9月だけで880億円を見込んでいます。中身は主力の第8世代BiCS FLASHの製造装置が中心で、6月末で第8世代の生産比率が50%を超えました。北上工場では第10世代の生産が始まっています。質疑では、競合を追いかけるより技術を積むと答えつつ、市場に応じて増やす余地も残しています。7月下旬に株価が2日で3割下げた場面では、SKハイニックスの巨額の投資計画がメモリの需給を崩すと売られました(楽天証券の記事)。キオクシアが投資を積み増す発表をしたとき、市場がどちらに受け取るかはまだ見えていません。前の不況では、営業赤字だった2023年1〜3月の設備投資が1,842億円で、この4年で最多です。4〜6月は524億円です。

キオクシア 四半期の設備投資(億円)赤い棒は営業赤字だった四半期。右端は7〜9月の見込み05001,0001,5002,00022年4-6月1,84223年4-6月24年4-6月25年4-6月26年4-6月524880出所: キオクシアHD 業績推移データ(xlsx)、2027年3月期第1四半期 決算説明会資料

長期の売買契約は、2028年の出荷量の約50%を埋める方向で進めているそうです。値段が下がる局面での条件は開示されていません。

米国の預託株式(ADS)の上場準備も続いていて、時期も市場も未定です(9月15日の開示)。米国に上場すれば、東芝やベインの持ち分を米国で売り出す道もできます。

Appleへの依存も残ります。売上の2割を1社に頼っていて、会社の説明でも、スマートフォン向けのNANDは前年並み、PC向けは微減です。データセンター向けが強いうちは目立ちませんが、AIサーバーの投資が鈍ったとき、残るのはこの部分です。

使った資料

株価は書いた日のものです。四日市の同じクリーンルームから出たウエハーが、片方の会社では+35%、もう片方では+18%の売上になる。その差の中身を、30日の2社の決算で確かめるつもりです。